高いルーターと安いルーター

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今回は「高いルーターと安いルーター」に関してお話しします。
ルーターに関しては、他にも下記の記事で詳しくご説明しています。
初心者向け ルーターって何?
初心者向け ルーターの選び方

Wi-Fiルーターはメーカー各社が数多くのラインナップを取り揃えていますが、それぞれ価格が全く違います。
据え置きのWi-Fiルーターは低価格化が進んでおり、中には2,000円前後で購入できる格安のものもあります。

しかしその一方、数万円から高いものだと10万円を超えるような高級ルーターも存在します。

ルーターを使ってインターネットに接続するという目的は同じはずなのに、なぜここまで価格の差があるのでしょうか。

【安いルーター】

安いルーターは対応する規格が古かったり、速度もあまり速くない場合が多いです。
周波数帯も混雑して速度が出にくい2.4GHz帯にしか対応していないものが多いです。

しかし、安いルータ―の売りは何といっても低価格で気軽に購入できる事。
省略できる機能を省くことでその価格帯を実現しています。

社長1名の会社でパソコンとスマートフォンを使うという程度であれば、高いお金を出して高性能のものを使う必要はないでしょう。

【Wi-Fiの規格とは?】

ここでWi-Fiの規格について簡単に説明します。

Wi-Fiの規格は「IEEE803.11ac」の様に表示されます(アイトリプルイ―と読みます)。
Wi-Fiに使われる通信規格は、69GHz,5GHz帯,2.4GHz帯の3つの周波数帯に分けられます。

60GHz帯には「11ad」、5GHz帯には「11ac」と「11a」、2.4GHz帯には「11g」「11b」と、両方の周波数帯で使える「11n」があります。

Wi-Fiの通信では、主にこの6つの通信規格が要求され、それぞれに特徴があります。

60GHz帯は電波の直進性が高いため、狭い範囲で高速通信したい場合に最適です。

5GHz帯は対応機器が少ないので電波干渉が少なく、安定した通信が出来るのが特徴です。
速度が速く動画の再生や大きいファイルの転送も快適ですが、障害物に弱いため壁や家具などで電波が遮られると2.4GHz帯に比べてつながりにくい場合があります。

一方2.4GHz帯は対応機器が多いため、ほとんどのWi-Fi機器を接続できます。
また、障害物があっても電波が届きやすくWi-Fiが途切れません。

しかし、同じ周波数帯を使用する機器が多いため、5GHz帯に比べて速度が遅くなる場合があるのが特徴です。

Wi-Fiの規格は常に研究が進められています。
「次世代規格」と呼ばれるものも多数あり、話題になっています。

そのためルーターを選ぶ際には「最新のもの」というのも判断基準としては大切なポイントです。

【高いルーター】

ある程度の金額のルーターになれば最新の規格に対応し、また同じ規格でもより速い速度を出すことが出来ます。

また、比較的広いエリアをカバーして何十台も同時に接続が出来たり強力なアンテナを装備していたりと、価格が高いものほどより多機能・高機能になっていきます。

さらに、企業向けの数万円以上するルーターは不正侵入検地が高機能であったりとあまり個人で利用分には必要ではない機能が搭載されています。

会社のスタッフがパソコンやスマートフォンを使用し、それなりのスピードを維持したいという場合であれば安いルーターでは力不足ですので、多少高価なルーターを用意する必要があります。

高いルーターほど機能が充実しているとはいえ、高ければいいというものでもありません。

業務で使う環境や、インターネットの使い方に合ったルーターを選ぶことが大切です。

 

いかがでしたか?
今回は「安いルータ―と高いルーター」についてお話ししました。

価格の違いは機能や性能の差ということがお分かりいただけたかと思います。
これからルーターの購入を検討されているのであれば、是非今回の記事を参考にして会社の業務用途に合ったものを選んで下さい。

アスモチは、ルーターの選定や設定も含めて、大阪・西宮・神戸の中小企業様向けにパソコン・ソフトウェア・ネットワーク等のITトラブルサポート・IT全般の問題解決サポートを行っています。

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