CPUの種類と違い

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アスモチのハカセです。

今回は「CPUの種類と違い」についてお話しします。

パソコンを選ぶ際にCPUの欄を見ると様々な名前があるのをご存じでしょうか。
CPUはパソコンの性能を左右する大切なパーツですが、自分に合ったパソコンを選ぶには種類や特徴を知っておくことが大切です。

CPUそのものについて自身のないかたは、こちらの記事を参考にしてください。
■参考記事 初心者向け!パソコンの仕組み

今回の記事を読んでCPUの種類をしっかり押さえて頂けたら幸いです

CPU

【CPUの種類】

CPUは大きく分けると「Intel」と「AMD」という2つの企業の製品に分かれます。
どちらもアメリカの企業で、この2社が世界で最も多くシェアを獲得しています。

このIntelとAMDのCPUにはそれぞれ様々なブランドや種類があり、性能や価格が大きく異なってきます。

intel  AMD

 

【IntelのCPU】

WindowsやMacなど、店頭に並んでいるものはほとんどIntelが搭載されています。
IntelのCPUには以下のような種類があります。

  • Xeon ( 高価格・高性能の業務用CPU )
  • Core i7 (負荷の高い動画作成や本格的なゲームに向いているCore iシリーズの上位モデルCPU)
  • Core i5 ( 一般向けの性能の中位モデルCPU )
  • Core i3 (Core i5より安く、低価格パソコン向けのCPU )
  • Pentium ( 省電力とコストパフォーマンスに優れるCPU )
  • Celeron ( かなり機能を抑えた低価格CPU )
  • Atom ( 性能と消費電力が最も低い CPU )

IntelのCPUはCore○○の数字が上がるほど高価で性能が高くなると考えていいでしょう。
下の3つは低価格ですがその分性能も低いです。

・Intelの型番

CPUの後に3320のように4桁の型番が記載されています。
この型番を「プロセッサナンバー」又は「モデルナンバー」と呼びます。

千の位は「世代」を意味しており、4000番台なら第4世代、7000番台なら第7世代という具合です。
「世代」が新しい程そのCPUは新しく、高性能になっていると考えていいでしょう。

・型番のアルファベット

また、型番の後に「M」や「Q」といったアルファベットが記載されている場合があります。
例えば「M」はモバイル用と言う意味で、主にノートパソコンに使われるCPUを表しています。

デスクトップ用の CPU と比較すると消費電力と発熱は少ないですが、コア数が少ないなど、性能の面では劣ります。

「Q」はクアッドコア(4コア)という意味です。

あまり細かい部分を気にする必要はありませんが、パソコンを選ぶ時には「Corei5」などのCPUの種類と「第7世代」などの世代は押さえておくようにしましょう。

負荷の高い動画編集やゲームではなくあくまで通常の使い方をするのであれば、最新のものか一つ前の世代の「Corei5」を目安にして選んでおけば問題ないでしょう。

 

【AMDのCPU】

AMDはIntelほどのシェアはありませんが、Intelと比較すると低価格なので自作パソコンで使われることが多いです。

一般的にはAMDはIntelよりも性能が若干劣ると言われていますが、GPU(グラフィックチップ・映像を再生するときや暗号化などをするための高度な演算処理を行います。)搭載のCPUには定評があります。
パソコンの用途によってはAMDを検討してみるのもいいでしょう。

ちなみにGPUを搭載したCPUを「APU」と言います。
AMDのCPUを考えている場合は覚えておくといいかもしれません。

他にも

ターボブースト→ターボコア
コア→モジュール
スレッド→コア

のように、Intelのとは呼び方が違うものもあります。

AMDのCPUの種類は以下の通りです。

 Opteron ( 企業向けサーバー用のCPU )
 Zen ( FX の後継、Ryzen シリーズもこの種類に含まれる )
 FX ( 高性能 CPU )
 Fusion (APU搭載のモデル )
 Turion II Neo ( Athlon Neoの後継機種 )
 Athlon Neo ( 超薄型モバイルPC用 )

AMDは、IntelのCPUと種類の分け方が異なります。

パソコンの用途や世代、GPUを内蔵しているかどうかといった違いで分類されていますので、用途がはっきりしている人には選びやすいかもしれませんね。

・AMDの型番

AMDもCPUの種類の後ろに型番が記載されていますが、Intelとは意味が異なります。

例えば「FX」であれば千の位は「コア数」を表しています。

他の種類も若干見方が違いますが、基本的に数字が大きい方が性能が高いと考えて問題ありません。

いかがでしたか?

今回はCPUの種類についてお話ししました。
CPUには様々な種類がある事がお分かりいただけたのではないでしょうか。

CPUの性能が高いに越したことはありませんが、大切なのは業務の用途に合わせたCPUを選ぶことです。
普段インターネットをするくらいしかパソコンを使わないのに、奮発して高性能のCPUを選んでも宝の持ち腐れになってしまいますからね。

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